【落語】1月15日深夜寄席@新宿末廣亭

<演目>
古今亭志ん八『フォーリンロボ』
金原亭馬吉『紙入れ』
三遊亭歌扇『竹の水仙
古今亭朝太『片棒』
21:30-23:00


全く行く予定がなかった深夜寄席。たまたま飲み会が終わって新宿を通ったのが9時過ぎだったし、出演者に朝太さんと馬吉さんの名前があったので急遽行くことにした。出遅れたので座れないかな、と思ったけど普通に座席を確保。

一時期の熱狂的な深夜寄席ブームが去ったのか、ガツガツした「俺を笑わせろ」的な雰囲気ではなく、レジャーとして落語をトライするような温かい雰囲気を感じた。

志ん八さんは新作。初めて聴く噺。ウケは今一つだったが、噺家らしい様子が出てきたような気がする。

馬吉さんは何度目かの『紙入れ』。当代馬生師に似たイントネーション。でもきちんと消化しているのでフェイクのような胡散臭さは感じられず、上手さになっていると思った。
マクラから艶かしさ全開でたいへん楽しめた高座だった。
『竹の水仙』はなんのひっかかりもなく、いつの間にか終わっていた。

朝太さんの『片棒』は初めて聴いたかもしれない。歌は苦手なのか、次男坊のやる音曲はあやしかったが、噺のリズムはたいへんよろしく、楽しい『片棒』だった。

落語協会らしく、きっちりとした進行。最初の3人が各々20分つかい、トリが30分。きっちりし過ぎでつまらない、と感じられる人もいるかもね。