5/8 池袋演芸場五月上席夜の部(主任:桂平治)

ということで、今回のお目当ては当然夜席です。

土曜日なのに、落語家の休演が一人もいないのが奇跡、という顔付け。芸協の定席でこれほどまでに満足したのは初めてかもしれません。
そんな中、土曜というのにお客さんは50人程度。

演目
桂宮治「子ほめ」
柳家小蝠「人形買い」
翁家喜楽(太神楽)
桂米福「のめる」
桂小文治酢豆腐
松旭斎小天華(奇術)
柳家蝠丸「応挙の幽霊」
三遊亭笑遊宮戸川
〜仲入り〜
新山ひでや・やすこ
三遊亭遊雀「電話の遊び」
桂歌春越後屋
やなぎ南玉(曲独楽)
桂平治源平盛衰記
16:22-20:30

米福さんは、芸協の若手真打のなかで注目している一人。「のめる」面白かったです。

小文治さんの「酢豆腐」。今まで聴いた「酢豆腐」の中でピカイチ。伊勢屋の若旦那が絶妙。「ちりとてちん」より「酢豆腐」が好きです。

蝠丸さんの「応挙の幽霊」。多分初めて聴く噺。あの独特の口調にはノックアウト。いつもながらいいですねえ。末廣亭の5月下席の主任には何度か行きたい気分。

笑遊さんの「宮戸川」最高!以前聴いた「蛙茶番」もそうでしたが、独特のエロが素晴らしい。末廣亭の5月下席昼の主任、仕事休んで行ってしまいそうです。

遊雀さんの「電話の遊び」。こういうくだらないお店(おたな)の噺は大好き。鳴り物入りというのもよかったです。

歌春さんの「越後屋」は初めて聴いた噺。恋わずらいの噺って、「幾代餅(紺屋高尾)」「崇徳院」以外にもあったんですね。

平治さんの「源平盛衰記」は2回目。ラジオデイズの音声配信も購入しているのですが、何度聴いても飽きません。

芸協の定席だとお客さんが少ないのですが、顔付けによっては落語協会を大きく凌駕することも。広小路亭や日本橋亭もたっぷりの時間があるし、珍しい落語を聴くこともできる。ただし、休演があると悲惨なことになることもよくあるので、人にはお勧めできませんが、私はこれからも行くことでしょう。