3/20 池袋演芸場三月中席(主任:春風亭一朝)

光が丘で落語を聴いて、世界堂で正楽さんに切っていただいた紙切りを飾るための額と色紙を買って、昼ごはんを食べたらすることが思い付かず、池袋演芸場の昼席の途中から入ることにしました。

客席は昼夜ともほぼ満席。さすがに夜の仲入り後は少し減りました。

基本は昼寝。一番後ろの折り畳み椅子でまったり。拍手はしましたが、結構寝ました。意外なことに気付きました。好きな噺家さんに限って早く寝てしまうのですね。市馬さんやさん喬さんでは寝るつもりはなかったのに。

夜席は春風亭一門会みたい。私、このご一門が好きみたいですね。小朝、半七さん以外は結構観ております。

ということで春風亭のみコメントを。

●朝呂久「狸の札」

結構面白い。何度か聴いた「子ほめ」より自分のものにしているような。

●一左「牛ほめ」

遊雀さんと同じ出囃子というのがなかなか慣れない。何聴いても同じ感じ。頑張ってください。

●玉の輔「宗論」

玉の輔さんの鉄板ネタ。いつもながら楽しい。

●圓太郎「勘定板」

うけてましたね。私も好きな噺です。

●柳朝「真田小僧

明るくて楽しい。あまり聴かないところまで。

●勢朝「噺家親子」

落語界の歩く「噂の真相」。彼ならではの話をちりばめながら。こういう方もいるところが寄席。楽しかったです。

●一朝「妾馬」

八五郎は凄いなあ。一朝さんならでは。数ある「妾馬」の中で一番好きかもしれません。

一朝さんの十日間の演目は、「天災」「二番煎じ」「片棒」「淀五郎」「井戸の茶碗」「三枚起請」「抜け雀」「小言幸兵衛」「花見酒」「妾馬」らしい。

二月下席の末廣亭のさん喬さんに匹敵する内容でした。

【おまけ:ツボにはまったギャグ】
大麻、コカイン、タンジェント」(byロケット団

演目
《昼の部》
林家正蔵「鼓ヶ滝」
ロケット団
柳亭市馬長屋の花見
鈴々舎馬風(漫談)
柳家小菊
林家しん平(漫談:落語映画を作るらしい)
〜仲入り〜
柳亭燕路「やかんなめ」
柳家さん喬「徳ちゃん」
アサダ二世
桂文楽「替り目」

《夜の部》
春風亭朝呂久「狸の札」
春風亭一左「牛ほめ」
五明楼玉の輔「宗論」
花島世津子
橘家圓太郎「勘定板」
柳家小袁治「夢の酒」
にゃん子金魚
古今亭志ん橋「まぬけ泥」
〜仲入り〜
春風亭柳朝真田小僧
春風亭勢朝噺家親子」
林家正楽
春風亭一朝「妾馬」
13:30-20:35