2/13 池袋演芸場二月中席昼の部(主任:三笑亭夢丸)&夜の部(主任:桂歌春)

本来なら、鈴本の扇遊・志ん輔のダブルヘッダーに参戦するはずだったのですが、扇遊師が神奈川県の仕事があるので出番が早くなってしまい、代バネが正蔵師。嫌いではないが、正蔵師と志ん輔師で4800円(かわら版割引+インターネット割引券使用)というのはチョット自分的にコストパフォーマンスが悪い。
末廣亭は友の会料金で2200円ですが、顔付けに不満があったのでパス。
ということで、池袋演芸場に昼夜おこもりをすることにしました。これが大正解。芸協、いいじゃん!という一日でした。
お客さんは昼が7割、夜が4割と、池袋の相場かな?


演目
【昼の部】
翔丸「英会話」
三笑亭夢花「転宅」
鏡味健二郎(太神楽)
日向ひまわり「山内一豊出世の馬揃え」
三遊亭笑遊「蛙茶番」
宮田章司(江戸売り声)
三笑亭可楽(相撲漫談:いつもの)
三遊亭圓雀浮世床
〜仲入り〜
三笑亭朝夢「時そば
Wモアモア(漫才)
三遊亭右紋「都々逸親子(いつもの)」
桧山うめ吉(俗曲)
三笑亭夢丸「夢丸新江戸噺:身代り首」

【夜の部】
春風亭昇吉「バスガール」
桂夏丸「開帳の雪隠」
コントD51
桂枝太郎「ぼくのヒーロー」
桂歌蔵「長屋の花見
北見伸&スティファニー(奇術)
神田松鯉源平盛衰記 那須与一扇の的」
昔昔亭桃太郎「寝床」
〜仲入り〜
鏡味初音(太神楽)
春風亭鯉枝「府中馬券師専門学校」
山遊亭金太郎「不動坊」
新山ひでや・やすこ(漫才)
桂歌春崇徳院


○昼の部

笑遊師「蛙茶番」がものすごく面白かった。とてもHにやってもらい、高座をおりる時も、してやったりのニヤリ。確信犯ですね。

今日聴いた限りで言えば、「新江戸噺」はまったくピンとこなかった。時代小説が書かれ続けていることを思えば、江戸時代を舞台とした新作落語があってもおかしくないが、新作はやはり現代の匂いがしないと弱い。夢丸さんのとりくみは否定しないが、本日の噺では存在意義を見出せなかった。

○夜の部

「寝床」「不動坊」「崇徳院」の3つが聴けた。落語会でもないのに。
特に桃太郎師「寝床」は大爆笑。マニアックなクスグリも交え、高田文夫さんまで出てきました。「圓歌は丈夫でまだ死なない(因果と丈夫)」に爆笑。

若手真打の新作落語2席(枝太郎・鯉枝)がメチャメチャ良かったです。枝太郎さんのは演目がわかりませんが、痔で入院した生徒が手術しようとする噺です(※枝太郎さんに演目を教えていただきました)。『ろんだいえん大討論会』では、「芸協の新作はツマラナイ」と言われていましたが、このお二人と今輔さんの新作は面白いと思います。

歌春師のトリは初めて。短い出番だと漫談が多いので、古典をみっちり聴けてよかったです。

北見伸さんのマジックのアシスタントはなんと!素顔のマジックジェミーさん。お美しくてマジックそっちのけで見惚れてしまいましたよ(マジです)。



平日の寄席にはしばらく行けない予定。土曜に時間作って行きました。
芸協の定席を観ようと思うと最近は池袋になってしまいますね。今席は前半と後半に分かれていないので、こういうほうがいいのではないか、とは思いますね。

池袋の昼夜おこもりは、末廣亭ほど疲れませんでしたね。次のおこもりは希望としては、下席の扇橋・さん喬両師の末廣亭です。