1/23 鈴本演芸場一月下席夜の部(主任:三遊亭歌奴)
定席のお正月興行も終わり、いつもの落語ライフの始まりです。下席はその文句ない顔つけの鈴本演芸場を初っぱなにしました。
主任の歌奴さんは、昇進披露以降では初めての主任で、同期では百栄さんに次いで二人目です。
客席は土曜ということもあって7割ぐらいの入りで、若いお客さんが大勢いました。
演目
三遊亭歌る美「牛ほめ」
三遊亭歌太郎「大安売り」
伊藤夢葉(奇術)
橘家圓太郎「桃太郎」
橘家文左衛門「寄合酒」
柳家紫文(三味線漫談)
桂藤兵衛「時そば」
三遊亭歌武蔵「ぼやき酒屋」
〜仲入り〜
ロケット団(漫才)
柳家三三「権助提灯」
翁家和楽社中(太神楽)
三遊亭歌奴「らくだ」
17:15-20:53
よく笑い、よく拍手する客席。でも、嫌味な感じは全くなく、なかなかいい雰囲気で、芸人側も張り切っていました。
●歌る美「牛ほめ」
久しぶりに高座を観たが、口調も落ち着いてきてなかなかなもの。客席も既にこの時点でヒートアップ。
●歌太郎「大安売り」
仲入り前に出る師匠の得意ネタ。師匠はあれをやるしかないわな。歌太郎さんも良かった。
●圓太郎「桃太郎」
「浮世床」と並んで浅い出番の定番か。ウケてました。
●文左衛門「寄合酒」
文左衛門師では「道灌」より好きです。味噌のくだりでは会場割れんばかりの大爆笑でした。
●藤兵衛「時そば」
そば食べるところで凄い量の拍手。反応がいいお客さんでした。
●歌武蔵「ぼやき酒屋」
弟子が相撲の噺をやれば師匠はやっぱりの「ぼやき酒屋」でした。
●三三「権助提灯」
マクラもそこそこに軽く10分程度でおりました。おりる姿に会場また大爆笑。
●歌奴「らくだ」
酒のマクラから、明るい「らくだ」。屑屋さんが終始明るいので好感もてます。酒飲んでからの立場逆転も面白かったです。
外れナシの満足度の高い番組でした。
次は反動で新作聴きにいこうか、と思ってます。火曜は中野の『せめ達磨』かも。