10月2日 新宿末廣亭十月上席昼の部〜夜の部(途中退場)

友の会から入場券が送られてきたし、昼の部の主任が入船亭扇遊さんということもあって、お休みをとって行ってきました。客席は最後には8割ぐらい。桟敷はちょぼちょぼという感じ。全体的な印象は、平日の昼席こそ寄席って感じです。夜の部は途中までいましたが、30人ぐらいでしたね。

演目
春風亭正太郎「穴子でからぬけ」
入船亭遊一「たらちね」
柳家三三「魚根問(?)」
橘家文左衛門「手紙無筆」
三遊亭吉窓「本膳」
金原亭馬の助「動物園」(百面相つき)
桂文楽「看板のピン」
橘家圓蔵「猫と金魚」
〜仲入り〜
林家鉄平「権助提灯」
柳亭左龍真田小僧
柳家小袁治「犬の目」
入船亭扇遊「ねずみ」

(夜の部)
柳家花いち「狸の札」
林家ひろ木「(新作)週刊ガセ(?)」
三遊亭丈二「牛ほめ」
柳家一琴「平林」(ここで退場)

年配の噺家さんが多かったせいか、場の雰囲気もどんより。若手の噺しか覚えておりません。三三さんが早い出番ということでランチを犠牲にして入場したのに、三三さんが8分ぐらいで降りちゃったのには泣きました。夜のらくごカフェがあるので、17時45分に退場。

◎正太郎さん
途中から入りましたが、堂々としてきましたね。来月の二つ目昇進が楽しみです。圓蔵師も褒めていました。正太郎さんは二つ目になっても正太郎さんだそうです。

◎遊一さん
若手の落語会では何度か拝見していましたが、寄席では初めて。「たらちね」ということもあり、そつなくこなしていました。二つ目さんは落語会で観てあげた方がいいかも。

◎三三さん
出番が早くて、時間調整の役回り。短く魚の名前の由来を話してお後と交代。こんなのも観る方にとってもいい経験。下席の鈴本に行きます。

◎文左衛門さん
「道灌」じゃなかった。「手紙無筆」も何度目かな。

◎左龍さん
子供をやると上手い。でも新境地も見てみたい。

◎扇遊さん
いつもながらうっとりする高座。「ねずみ」を25分程度で。お目当てで料金の元はとりました。

◎ひろ木さん
古典は聴けたものじゃなかった印象があるが、新作は面白いじゃないですか。この路線でがんばって欲しいです。

◎一琴さん
文左衛門さんがいまだに「横目家」と呼んでいる方。「歌武蔵と横目家が楽屋にいると息苦しい」ってよく聴いたもの。いままで聴いた「平林」の中で一番面白かった。夜の部はここまで。一琴さんが聴いてみたかったのです。