8月25日読了 今野敏『特殊防諜班 凶星降臨』(講談社文庫)

特殊防諜班 凶星降臨 (講談社文庫)

特殊防諜班 凶星降臨 (講談社文庫)

「新人類戦線」シリーズの第4作で初の文庫化。第3作までは2002年に学研M文庫で出ていたが、何故か中絶していたので、待望の復刊である。
最近の今野敏の旧作の復刊では、いかにも警察小説らしい題に改題されているが、これもその一つ。
羊頭狗肉かと思うかもしれないが、これが読んでみるとなかなか違和感を感じない。当時はオカルトがトレンドだったということだろう。
このシリーズも「プロの矜持」というテーマが全編を貫いているので、オカルトに似合わず清々しい印象だ。