8月26日 芸協若手特選会 桂平治独演会番外編〜世にも不思議な物語〜

開演 17時30分
終演 20時35分
場所 お江戸日本橋亭
料金 1500円(予約)
交通費 320円

演目
翔丸(新作。金坊に英語を教える両親の噺)
昔昔亭A太郎「たらちね」
三笑亭朝夢「片棒」
三笑亭夢花「船徳
昔昔亭桃太郎「春雨宿」
〜仲入り〜
桂平治「のっぺらぼう」
東京丸・京平(漫才)
桂平治「藁人形」


24日に落語芸術協会に電話。若い女性が丁寧に対応してくれた。
「芸協若手特選会の前売はどこに行けば買えるのでしょうか」「お電話でご予約ということになっております」という答え。普通の落語会と一緒ということか。
さて、当日。会社を定時である5時に出て、神田に23分に着いた。小走りでジャストに受付に。予約はそれほどなかったようだが、客席は既にほぼ満員。こんなに入っているのは平治師だかららしい。
高座に向かって右側の長椅子の後方に座った。この位置はとても高座が見やすい。前座の途中から既に立ち見も出ていた。130人ぐらいの入り。
前座が二人高座にあがる。持ち時間はそれぞれ15分程度。これだといい修業になるだろう。
他の落語はそれぞれ25分ぐらい。末廣亭のトリより時間があるんじゃないか?
中トリの桃太郎師だけ30分ぐらい。
平治師の高座は二席とも収録とのこと。収録だというのにお客さんは傍若無人に私語を続けているし、軽食を開けるビニールの音も聞こえていた。浅草演芸ホールのよう。
芸協若手特選会のチラシによると終演時間は20時30分になっているので、これからは留意しないと。
でもやっぱり開演時間は早い。みなさんよく来られるなぁ。
たっぷり落語を聴きたいならここはとてもいいんじゃないでしょうか。

翔丸・A太郎
前座さんが二人とは意外。元々下席の定席は芸協では浅草か新宿末廣亭のどちらか一ヶ所だから、とても合理的だと思います。時間もたっぷりあるのでゆったりと話せると思います。有望な若手が出る理由の一つかもしれません。お二人とも面白かったですよ。

◎朝夢「片棒」
二ツ目さんは6時から。普段はこの時間に来ればいいんですね。この浅い出番で「片棒」。三男の銅蔵(笑)が出る前に終わってしまったがなかなか楽しい「片棒」。

◎夢花「船徳
エキゾチックな風貌を活かしたマクラから、まさかの「船徳」。勉強会じゃないんだから、夢丸一門は何を考えてるんだか(by平治師)。下手に雰囲気を出そうとせず、噺の滑稽なところを強調していて、いっぱい笑いました。Goodでした。
◎桃太郎「春雨宿」
石原裕次郎の23回忌にいくつか仕事が来たというマクラから、「春雨宿」(笑)。何回目でしょうか。いつもよりたっぷりの「春雨宿」でしたが、普段はどのあたりを刈り込んでいるのかわかりませんでした。

◎平治「のっぺらぼう」
初めて聴く噺。終わりがないところで終わる。これぞ馬鹿馬鹿しい噺。

◎平治「藁人形」
怖い噺を怖い風貌の平治師で初めて聴いた。笑えないが適当な長さで楽しめました。