8月7日読了 今野敏『ST 為朝伝説殺人ファイル 警視庁科学特捜班』(講談社文庫)

『ST』のような派手な設定も、『安積班』のような地味な設定も、どちらも今野敏が警察小説をここまで読者に浸透させた功績の一つである。それでも今野敏は今に至ってもなお、こういう「しょうもない」設定の作品を書ける。それって、とても重要なことだと思うのです。