8/6 日本演芸若手研精会

開演 18時45分
終演 21時23分
場所 国立演芸場
料金 1000円(予約)
交通費 320円

演目

古今亭志ん坊「道灌」
柳亭こみち「壷算」
三笑亭夢吉「五人男」
瀧川鯉橋「蒟蒻問答」
〜仲入り〜
入船亭遊一「将棋の殿様」
春風亭一之輔「らくだ」


国立演芸場が満員。予約してよかった。中程の列の通路側を確保。次回からしばらくはお江戸日本橋亭で行われるとのだが、メンバーが落ちるわけでもないので予約がとれなくなるかも。
国立演芸場の定席は指定席で、研精会は前売自由席。どちらも寄席の形態と違っている。
自分としては末廣亭のように、当日のみ自由席というのが一番好きなのだが、世の中そういうものでもないらしい。
独演会と定席の集客力が一致している落語家は小三治師程度。白酒師が主任でも夜の定席の客席は寂しい限り。同じ定席でも前売の特別興行だと客がいっぱいになるというのも珍しくない。
前売指定席は客によっては安心して寄席に通えるシステムなのかもしれない。
暇が出来ると寄席や落語会に行くことが信じられない、という人が私の周りには大勢いる。これが寄席の現実だろう。
らくごカフェは当日の夕方には当日券の有無をブログにアップしているし、ブログを運営している落語家さんの中には当日券の有無や枚数を知らせてくれる人もいる。
寄席にはまだ集客力を上げるための時代に合った方策があるのではないか。
と、真面目に考えてしまう今週でした。

◎こみち「壷算」
この噺を聴く時には、何も考えてはならない。と思うようになった。

◎夢吉「五人男」
初めて聴く噺。演目は終演時にロビーで確認。「七段目」や「権助芝居」などよりずっと面白い。夢吉さんのセンスなのかもしれないが。やはり期待通り。今後追いかけていく噺家さんになりそう。

◎鯉橋「蒟蒻問答」
鯉昇師のお弟子さんらしい噺家さん。異端の一門にいて、この正統的な語り口は貴重。会場のウケも十分。

◎遊一「将棋の殿様」
初めて高座に接した。師匠らしいところを探したが、見つからず。殿様のキャラは面白い。

◎一之輔「らくだ」
マクラなしで「らくだ」で40分。「らくだ」は苦手な演目だったが、いつのまにか大笑いの自分に気づく。

次回から暫く休日開催なので行かれない。平日の11月5日はなんとかなるかも・・・・