【落語】11月17日 鈴本特選会「志ん輔・扇遊の会」

<演目>
古今亭きょう介「子ほめ」
古今亭志ん輔「夕立勘五郎」
入船亭扇遊「五人廻し」
〜仲入り〜
入船亭扇遊「禁酒番屋
笑組(漫才)
古今亭志ん輔「火事息子」
18:30-21:12

今年で3回目になる鈴本での二人会。いつも国立での二人会には行かれないのだけれど、鈴本の二人会は皆勤。1回目は志ん輔師「文七元結」、2回目は扇遊師「鼠穴」がトリ。今回は志ん輔師「火事息子」と予告されていた。

鈴本の対応に疑問があった。窓口販売がないのに、サイトなどのどこにも発売方法の記載がないこと。私はいつも志ん輔師のサイトで予約しているので困らなかったが、これじゃ前売り買いたくても買い方がわからないよね。

そのせいもあってか、客席は8割程度の入り。これまでの2回がほぼ満席だったので、少し残念。

■「夕立勘五郎」
初めて聴いたのは、鈴本でトリが扇遊師匠のとき、結構浅い出番のときでした。それ以来多分3回目ぐらいだけど、雲助師の「新版三十石」と並んで大笑いできますね。ま、この二つは似たような噺なんですけどね。志ん輔師はなんか、絶好調の様子だった。

■「五人廻し」
ラジオデイズの配信で何度も聴いている噺。やっと生で聴くことができました。「お見立て」「明烏」「付き馬」「木乃伊取り」「三枚起請」どれも扇遊師のが一番好きです。言い立てで拍手が起きましたが、数人フライング(笑)。本当にうっとりする語り口でした。

■「禁酒番屋
いままでは、小三治師のが一番好きでしたが、軽く凌駕しているように感じました(好きなものは仕方がない)。酒の噺も上手いですよね。

■「火事息子」
これだけのラインナップの中、一番良かったのはこの噺。結構聴いてきましたが、今回のが一番説得力があり、すべてのストーリーが自然と入ってきます。独特のリズムも手伝って、一番の「火事息子」。

来年も行きたいと思いますし、国立での二人会にも是非行ってみたいと思いました。