【落語】9月11日 扇辰日和vol.42@なかの芸能小劇場

<演目>
辰じん 「一目上がり」
駒次 「鉄道戦国絵巻」
扇辰 「五人廻し」
〜仲入り〜
馬るこ 「新・牛ほめ」
扇辰 「蒟蒻問答」
18:45-21:25


たまに行われる「扇辰日和」は最も好きな独演会の一つ。なかの芸能小劇場という会場もコンパクトで落語向きだし、当日券でも余裕で入ることができる。そのこと自体は実力者である扇辰さんの器としては不本意ではあると思う。でもそのおかげてこうして3回目の参加をすることができたわけで。


客席は7割程度の入り。どうしても納得できません。日曜の夜とはいってもねえ。


ゲストは「新作をやって欲しい」という扇辰さんからのリクエストで活きのいい二ツ目が二人。古今亭駒次さんと鈴々舎馬るこさん。

駒次さんの「鉄道戦国絵巻」は2度目かな。東京神奈川限定のローカルな内容だが、話術もあるし構成も見事。「公園のひかり号」も聴きたかった。


馬るこさんは新作というより古典のパロディの「新・牛ほめ」。都会にデザイナーズハウスを買った伯父さんの家を褒めます。面白かった。さりげない下ネタや元ネタの「畳は備後の五分縁」だけ残して笑いを誘うところはセンスを感じさせる。

扇辰師匠の一席目は「五人廻し」。生でこの噺を聴くのは初めて。扇遊師匠の音源とは違う終盤。教わった師匠が違うのだろうか。
7人もの登場人物を演じ分けるのは多分大変なんだろうけど、扇辰師匠はなんか簡単にやっているように感じてしまう。めちゃめちゃ面白かったな。


最後はネタ出しの「蒟蒻問答」。最近はあまり楽しめない噺。扇辰師匠に丁寧に筋を辿ってもらったのでなんとか最後まで興味が持続した。


次回も可能なら行きたい独演会でした。