【落語】7月23日 鈴本演芸場夜の部(主任:入船亭扇辰)

<演目>
扇遊 「たらちね」
ダーク広和 (奇術)
権太楼 「つる」
彦いち 「反対俥」
〜仲入り〜
遊平かほり (漫才)
白酒 「替り目」
小菊 (粋曲)
扇辰 「天狗裁き
18:25-20:45


自分としては珍しい、4日連続の落語。前売りや予約で行ったのは1日だけだから、いかにいきあたりばったりかがおわかりいただけると思う。


来週はおそらくSWAと喬太郎の古典の風に吹かれてだけになるだろう。


土曜日の臨時出勤の帰りに鈴本へ。今席は扇辰師がトリ。一度は行っておきたい、とは思っていたので、扇辰師のHPから割引券を印刷して持っておりました。


仕事が終わってからだったので、入場できたのは扇遊師の「たらちね」の途中。好きな師匠の噺でも、さすがにすぐは噺に引き込まれることはできません。この時でお客さんは6割ぐらいの入り。最近ではとても多い方です。


柳家権太楼「つる」
ダーク広和さんのマジックの後、予定の彦いちさんの出囃子ではなく、「金毘羅船々」。順番が入れ替わって、権太楼師の出番。アキレス腱痛めて座りづらいそうです。満身創痍、お大事にして欲しいです。しかし、『つる』は凄かった。『つる』といえば私には扇橋師匠ですが、カロリー消費量を比較すれば扇橋師匠に比べて10倍ぐらいだったのではないかと思うぐらいパワフルな高座でした。『つる』ぐらい軽くやってもいいのに。命削っているように見えて仕方がありません。


林家彦いち「反対俥」
マクラが長くて、『反対俥』。人力車が道の前にある川を渡るバージョン。水に潜ったところがなかなか秀逸でした。


桃月庵白酒「替り目」
今日の『替り目』はさすがに途中まで。


■入船亭扇辰「天狗裁き
根多帳を持って登場。噺が決まらないということでしたが、根多帳の中身を見て、「根多帳見れば誰が力を抜いてるかわかる」、「反対俥の後に替り目なんかありえません。白酒は何も考えずに替り目をやったんでしょう」とひとしきり笑わせて『天狗裁き』。メリハリのある『天狗裁き』で、一つ間違えるとクサくなるところ、持ち前の技量で楽しい『天狗裁き』になりました。普通ならしょっちゅう聴く噺だと退屈しちゃうところですよ。扇遊師のとも違う『天狗裁き』、堪能いたしました。