【落語】7月22日 遊雀玉手箱〜寺に幽霊に弔いの巻〜@内幸町ホール

<演目>
オープニングトーク 遊雀&昇太
遊雀 「蒟蒻問答」
遊雀 「野ざらし
昇太 「オヤジの王国」
〜仲入り〜
遊雀 「らくだ」
19:00-21:23

私自身は前回は4月。高田さんと志の輔さんがゲストのときは来ることができなかった。

7月のゲストが昇太さんであるという情報が事前に洩れていたので、どれだけ昇太ファンが駆けつけるかと思いきや、いつものような人数に納まったようだ。後方の3列は空いていた。

オープニングトークでは、昇太さんの出囃子「デイビークロケット」で登場し、既にめくりには「春風亭昇太」の文字が。情報漏えいを逆手にとった演出。トーク自体は短め。

■「蒟蒻問答」
芸協だと、鯉昇さんや小遊三さんがやっているのを聴いたことがある。噺自体あまり面白いと感じていないので、遊雀さんがやっても「う〜む」という感じ。

■「野ざらし
馬鹿馬鹿しい噺だと遊雀さんの面目躍如。特に唄入りだし、突き抜けた面白さ。

■「らくだ」
結構定席でも何人かで聴いているし、独演会などでもたまにかかる噺。先日の市馬師匠の「らくだ」に衝撃を受けているし、遊雀さんのでは2度目だから、それほど期待していなかったが、期待以上。屑屋が酔っ払って愚痴るところがすっきりと整理されていて、これは寄席でやる気だな、と思った。この噺、是非近いうちに末広亭で聴いてみたい(末広亭の席亭は近いうちに遊雀さんにトリをとらせて欲しい、という意味です)。

遊雀さんは本当にいいね。芸協はこの逸材を最大限に活かして欲しい。もっと寄席の大事なところで使うべきだと思う。芸協は危機感はあるくせに、いざというチャンスは逃すようにできているから。円楽一門だって、その全員が寄席の即戦力になんかならないんだから、鷹揚に構えていいところ取りだってできたのにね。

来月は8月22日。「船徳」もやる予定だし、ゲストはS・K(誰かな?三笑亭可龍さんは独演会にゲストで来ているから可能性はないとはいえないけどね。多分三遊亭兼好さんでは?)。また当日券かな。