【落語】5月18日 池袋演芸場通し

<演目>
■昼の部
おじさん たらちね
ほたる 反対俥
笑組 (漫才)
正蔵 ハンカチ
我太楼 家見舞
和楽社中 (太神楽)
菊之丞 町内の若い衆
一九 そば清
美智・美登 (奇術)
一朝 幇間腹
〜仲入り〜
甚語楼 のめる
馬の助 位牌屋〜百面相
正楽 (紙切り
権太楼 佃祭
■夜の部
まめ緑 道灌
緑君 出来心
龍玉 親子酒
夢葉 (奇術)
馬石 浮世床(夢)
伯楽 粗忽の釘〜本の宣伝
ホームラン (漫才)
白酒 短命
〜仲入り〜
さん喬 抜け雀
扇遊 一目上がり
小菊 (俗曲)
雲助 火焔太鼓
12:15-20:22


休日出勤が定着してしまい、替わりに平日に休め、ということで、狙っていた今席の池袋演芸場に昼夜の通しで行って参りました。昼は権太楼一門会で夜が雲助一門会のようで、これに大好きな菊之丞さん、一朝さん、さん喬さん、扇遊さんが出演するという大変豪華な顔つけです。休日なら何人か休演するところですから、平日休んで行くメリットを実感いたしました。


客の入りは昼が8割、夜が5割といったところ。通しのお客さんも結構いらっしゃいました。


『位牌屋』は初めて聴く噺。事情があって途中から聴いたけど、結構面白い噺じゃないですか。百面相やらなきゃそこそこなのになぁ。


権太楼師は昨今の自粛ネタの『佃祭』。扇遊師、雲助師などで聴いていますが、私は権太楼師では初めて。鈴本なんかのネタ出しの会などでも必ずやっている得意ネタ。引っ掛かるけど、そろそろやらないといけないので、と前置きしていました。ポニーキャニオンのCDで聴いていたのとほぼ一緒。あたりまえですね。おかみさんが出てこないんですね。


夜の部では毎度毎度落語を終わってから拍手を止めて本の宣伝をする野暮な落語家以外、充実のラインナップ。


クイツキのさん喬師が『抜け雀』なんてネタをやってくれて驚き。おかげで扇遊師は軽く『一目上がり』。このあたり絶妙です。


雲助一門のお弟子さんもそれぞれよかったですよ。贅沢な布陣です。


雲助師は初めて聴く『火焔太鼓』。白酒さんや、朝太さんなどの古今亭一門で良く聴くのですが、雲助師では初めてでした。今まで巡り会わなかったのが不思議なくらい。最後のおかみさんに三百両を出すところで、それほどリズミカルに畳み掛けないのって、結構新鮮かもしれません。


池袋演芸場、今年は凄いですね。来月以降も楽しみです。