【落語】2月19日 東京マンスリー37ヶ月目(古今亭菊志ん独演会)@神保町・らくごカフェ

<演目>
古今亭菊志ん 「文七元結
〜仲入り〜
古今亭菊志ん 「羽織の遊び」
古今亭菊志ん 「反対俥」
14:05-15:50


久しぶりの菊志ん独演会。今回は人情噺の『文七元結』がネタ出しされていたので期待せずに(笑)行ってきた。土曜日の昼間の会なので結構な入りを期待したけど30人程度のお客さん。


一席目は大ネタの『文七元結』。前も「その順番、逆だろ!」とツッコミたくなるような時があり、彼の場合明らかに意図的。多分菊志んさんに思うところがあるのだろう。芸風通りの人情噺だから、本人も会心の出来とは思っていない様子。


仲入り後は初めて聴く『羽織の遊び』から。寄席で聴いてみたい小品。短くもできそうで、重宝するかもしれない。


『羽織の遊び』が終わってから、簡単に『反対俥』の粗筋を話してから、再度高座にあがって、衝撃の『反対俥』。BGMをバックに一言も喋らずに10分ぐらいで最後まで。言葉がなくても人力車で札幌や広島に行ったことがわかるようになっているところがスゴい。圓丈師の『ランボー怒りの脱出』と同じく、所作に注目した試みを感じた。


菊志んファン向けの会。ファンなら意図を理解してくれて、「ナイストライ」と思ってくれる、そんな良い落語会だった。