【落語】6/26 扇辰日和 vol.38 @なかの芸能小劇場

三田落語会の後は、新宿末廣亭圓生襲名問題で注目の圓窓師を観に行こうかとも思いましたが、トリが小三治会長だし、ゆっくり落語を楽しむ、という環境にはならないと思い、当日の朝、東京かわら版で探しました。
扇遊さんの弟弟子の扇辰さんの独演会が中野であるということに気づき、主催の安藤さんという方に電話で予約しました。

三田落語会は4時過ぎに終わり、5時には中野に着いてしまったので、中野ブロードウェイを見学。なんとなく居心地がいい(笑)。

なかの芸能小劇場は定員110席で階段式の会場ということで、小規模の落語会には最適な会場だと思います。普段は漫才やコントの若手の修業の場になっているようです。
この日は白酒さんがゲストで9割弱のお客さん。暖かい雰囲気でした。

前座の辰じんさんは多分喜多八さん伝授の「鈴が森」。しばらく観ないうちにさらに上手くなってました。逸材か?

扇辰さんのマクラは前座修業の話。白酒さんと前座期間が1年ぐらい重なっているんですね。

扇辰さんの一席目は初めて聴いた「団子坂奇談」。上手すぎてグイグイ引き込まれてしまいました。それであのサゲかよ!馬鹿馬鹿しい珍品です。

仲入り後は白酒さんの「替り目」フルヴァージョン。後輩から見た先輩前座の実態、というマクラが楽しい。ゲスト出演にも関わらず、フルヴァージョン聴けたのはよかったです。

トリはネタ出しの「宿屋の仇討」。初めて覚えて人前でやった噺だそう。若気の至り、だそうです。白酒さんに教わり、公開練習の位置づけ(笑)。

今回は扇辰さんの実力を改めて感じた独演会でした。もっと追いかけるぞ、決意しました。

最近はやたら落語に行くようになりました。仕事の内容がかわり、相当ストレスがたまっているようです。落語ファンになって良かった。正直そう思います。

今年も上半期も終わりです。来週は落語に行けないので、上半期総括でもしたいと思います。

演目
入船亭辰じん 「鈴が森」
入船亭扇辰 「団子坂奇談」
〜仲入り〜
桃月庵白酒 「替り目」
入船亭扇辰 「宿屋の仇討」
18:52-21:18
料金2000円