2/25 新宿末廣亭夜の部(主任:柳家さん喬)

松丘亭寄席が不完全燃焼に終わったので、リベンジは新宿末廣亭
仕事が遅くなり、やっと7時に退社できた。最初はミュージックテイトに「東京かわら版」を買いにいってそのまま帰宅するつもりだったのだが、無性に落語を聴きたくなり、駅とは逆の方向に歩き出すことになった。
今席のさん喬師は、「井戸の茶碗」「芝浜」「鼠穴」「妾馬」といわゆる大ネタを精力的に高座にかけているので、中日も十分に期待できたということも行こうと思った理由の一つ。
仲入り後に末廣亭に入るのは初めて。末廣亭は通常は昼夜入れ替えなしで、大人1名2700円。夜の部の仲入り後の料金は2200円で500円引き。
7時25分に入場。すでに休憩は終わっていて、高座では柳亭左龍さんがマクラをふっていた。お客さんは1階がほぼ満席。入口近くで立ったまま「家見舞」を聴き、高座返しの間に最前列のど真ん中の空席に座った。定席で最前列のど真ん中に座るのは初めて。
普段の定席では長時間居続けるので、リラックスできる3列目ぐらいの端に座るのだが、1時間半ぐらいの短時間なので思い切って座ってみることにした。
間違っても寝たり、つまらなそうな顔をしたりできない環境で落語を聴く緊張感は結構新鮮。
にゃん子金魚のお二人も最前列から観ると彼女たちの真剣さも伝わってきた。
小燕枝さんの「宗論」もかっこいい。
ここで志ん橋さんが出るところに小菊さんが登場し、小菊さんが下りたら、出囃子がさん喬師の「鞍馬獅子」。結局志ん橋さん休演。
さん喬師は8時25分上がり。
さん喬師は「文七元結」。暮れの噺だが違和感はない。印象としては結構あっさりとした感じ。文七が佐野槌の名前を忘れていなかったりと、初めてのところもいくつか。いい噺が聴けた、というお客さんが多かったのではないか。

演目
柳亭左龍「家見舞(肥甕)」
にゃん子金魚
柳亭小燕枝「宗論」
柳家小菊
柳家さん喬文七元結
19:25-21:05