立川談笑「時そば」

昨日初めて談笑さんの「時そば」を生で聴きました。この演目だけで何か書いてみたくなりました。

談笑さんは11日には広小路亭のトリで「芝浜」をやったそうです。都合で行くことができませんでしたが、「芝浜」は今年の独演会で聴くことができましたし、今回はトリの前ということで「時そば」を聴くことができたのだと思います。

都内での独演会はチケットが軒並み即日完売という抜群の集客力を持ちながら、広小路亭や日暮里寄席にも出演し続けていることが素晴らしい。立川流のスターたちは、寄席から飛び立っていくのと対照的です。

昨日も15分という短い持ち時間であることを知った時には、大した噺は期待できないと諦めていたのですが、結局20分程度の堂々たる「時そば」を聴くことができました。

マニアにも一般のお客さんにも楽しめるマクラから、中野の立ち食いそば屋かさいの話も交え、あっという間の20分。ラジオデイズでも700円でダウンロードできるので、まだの方にはそちらもお勧めします。

時そば」は今までは瀧川鯉昇さんのがベストだと思っていましたが、今回聴いて、それに匹敵する位置付けになりました。

昨日は客席80のところ4割弱の入り。20分とはいえ、30人で談笑さんの噺が聴けて、貴重な経験でした。しかも予約だと1500円ですよ!