6/30 新宿末廣亭下席夜の部

入場 17時25分
終演 21時12分
料金 2200円


演目

柳家小さん「無精床」
柳亭市江「出来心」
宝井琴調「鋳掛松」
柳家小里ん「へっつい幽霊」
金原亭世之介「堪忍袋」
桂南喬「長短」
〜仲入り〜
柳亭燕路「もぐら泥」
柳家小袁治「初天神
入船亭扇橋「弥次郎」
柳家小三治禁酒番屋


会社を定時に出て5時半ごろに入場し、一階の桟敷席の片隅を確保。小さん師の途中から。
結局下席に三回来てしまった。ホールの満席より寄席の満席の方が嬉しく楽しい。「何がおこるのか」と全員が見守っている雰囲気は普段は感じることはない。この雰囲気を感じたいと思うと小三治ジャンキーの出来上がりかも。
五代目小さん門下のショーケースみたいな顔付け。さん喬、権太楼、市馬の看板にはご遠慮いただいて、という感じ。
その中で好きになりそうなのが小里ん師。今までは地味な噺家というイメージを持っていたが、丁寧な語り口と一席終わった後の足取りの若々しさに感動すら覚えた。ちょっと追いかけてみようかな。

扇橋師が珍しくはっきりした語り口で噺をしていたが、小三治師は早速マクラでいじり倒す。
10分ほどのマクラの後は暑い夏はビールなんて話をしたのに「青菜」でも「船徳」でもなく、「禁酒番屋」。酒屋が近藤から酒の注文を受けるところは初めて聴いた。
楽日に「禁酒番屋」をもってくる、その自然体も魅力だと思う。

7月は、8日に文鳥舎、14日に内幸町ホールだけ決まっている。鈴本上席の柳朝師、池袋中席の菊之丞師、鈴本下席の雲助師、末廣下席の小柳枝師あたりを観たいのだが・・・