【落語】2月21日新宿末廣亭夜の部(主任:柳家さん喬)

<演目>
蝶花楼馬楽(小噺〜踊り)
林家正楽紙切り
古今亭志ん橋「熊の皮」
柳亭市馬「狸賽」
〜仲入り〜
柳亭左龍初天神
ひびきわたるキセル漫談)
春風亭正朝「初音の鼓」
入船亭扇遊「一目上がり」
松旭斎美智美登(奇術)
柳家さん喬「妾馬」
18:15-21:02


実に一月ぶりの落語。仕事がきついのと、休みは受験が終わった息子の相手、新しいパソコンにゾッコン、ということで、なんか足が遠のいていた。

たまにふらっと寄席に行くのはやはり気持ちがいいものだ。

今席はいい顔付けなんだけど、客席はパラパラ。トリのときでも60人程度。コアなファンが多かった感じ。

久しぶりに落語を聴いたから、スゴく楽しい。落語を聞き始めたころの、すべてが新鮮だった気持ちが蘇ってくる。

「熊の皮」は遊雀さんのが一番好きだけど、志ん橋師匠のも好き。情けない亭主が実に上手い。

市馬副会長は余裕の前座噺。こんなのを中トリでしっかり聴けるのも寄席ならでは。

左龍さんは得意の子供の噺。デフォルメが遊雀さんに似てきた気がするけど、これはあり。リンゴネタがツボだった。

「初音の鼓」をちゃんと聴くのは初めてかも。正朝師匠がわかりやすくやってくれて、この噺の面白さが初めてわかった。

扇遊師匠は年末の末廣亭二人会以来。師匠は今年も素晴らしいです。横浜での独演会には行かれないことが確定してしまいましたが、今年も軸にします。

さん喬師匠は黒紋付き。「初音の鼓」が殿様ネタだったので違う噺かと思っていたけどやはり「妾馬」。いつも聴いている噺なのに、この日はとても楽しく感じました。私の落語を聴くコンディションが最高だったんでしょう。

素晴らしい顔付けと、聴く方のコンディションの良さで、最高の寄席でした。

次回は三田落語会昼席です。それ以降は未定。