【落語】12月21日 落語研究会@国立劇場小劇場

<演目>
三笑亭夢吉「両泥」
三遊亭歌奴「電報違い」
柳家さん喬「雪の瀬川(上)」
〜仲入り〜
立川生志「二番煎じ」
入船亭扇遊「芝浜」
18:30-21:33


今年最後の落語研究会のトリが扇遊師匠の「芝浜」ということで行って参りました。

内幸町ホールの遊雀玉手箱と迷ったのですが、扇遊師匠を聴きたい気持ちを抑えることができませんでした。

中トリはこれも定評のある、さん喬師匠の「雪の瀬川」でしたので、やはりこの二人がメインでしょう。

しかし、お客には「今日のメンバーは今一つだよな」と言っている方がいらっしゃいました。多分その方は、小三治志の輔、昇太、圓楽あたりが出ているだけで満足なんでしょう。さみしい心の方ですね。

さん喬師匠の「雪の瀬川」は前半だけで40分。通すと円生百席並みの長さになるのでしょう。オンエアも期待しましょう。説明の多い噺なのですが、さん喬師匠の柔らかい口調で違和感なく最後まで。後半は来月の落語研究会のトリだそうで、また聴きに行きたくなりました。1月12日だそうです。

そんな「雪の瀬川」の後にトリで「芝浜」をやらないとならない扇遊師匠、全く気負わずいつも通りの雰囲気で「芝浜」へ。扇遊師匠が「芝浜」をやっている現場にいることだけで満足な私ですが、贔屓目を割り引いても素晴らしい一席であったと思います。夢の噺、夫婦の噺を得意とする師匠の集大成でした。

末廣亭の余一会で、扇遊、権太楼、さん喬の各師匠の噺が聴けることが幸せに思いますね。