【落語】10月15日 扇辰・喬太郎の会@国立演芸場

<演目>
入船亭辰じん…一目上がり
入船亭扇辰…目黒のさんま
柳家喬太郎厩火事
〜仲入り〜
柳家喬太郎…石返し
入船亭扇辰…藪入り
18:30-21:22


夏のチケット争奪戦のラスト。争奪戦はあまり体によくありませんね。朝の緊張感も持続させなきゃなりませんし、客の要求レベルが高くなっているのを肌で感じるようになり、素直に楽しめなくなってきています。


で、この会は多分最初で最後の参戦。



この日も会場の雰囲気がそんな感じで、アウェイ感がMAX。扇辰師匠はマイペースなので問題ないのですが、喬太郎師匠はサービス精神が裏目に出ていましたね。こんな日は、淡々と古典のマクラふって噺に入ればいいのに、なんて思いました。


「石返し」は、大師匠の先代小さんの音源で一度聴いたきりの噺。柳家らしい、どうってことのない噺でした。

「藪入り」はねたおろしとは思えない完成度の高さ。喬太郎ファンにはどうでもいいんでしょうけど。この会に来ているお客さんの1割でも、扇辰師匠の独演会に参加すればいいのに。と力説してしまいます。


扇辰師匠はやはりいいなぁ、と感じた会でした。