【落語】9月6日 新宿末広亭夜の部(主任:三遊亭遊雀)

<演目>
〜仲入り後から〜
扇鶴
柳橋 「堀の内」
米助 「猫と金魚」
北見マキ
遊雀 「不動坊火焔」
19:45-21:05


3時間残業する予定を2時間で切り上げて新宿末広亭へ。もちろん遊雀さんを聴くため。そして仇敵遊之介の落語に触れないため。そう思ったのに、無駄に長くて笑いが一つも起こらない「湯屋番」なんかやりやがって。ネタ帖からも削除してやる。


客席は60弱。若い客多し。修学旅行生数名。


扇鶴さんの俗曲は以前は気持ち悪いなぁ、と思っていたが、昔の男の俗曲師はみんなあんな感じだったのか?と考えたら気にならなくなった。なんて、ねぇ。


北見マキさんの奇術はいつも楽しい。単純なネタが多いんだけど、寄席サイズというのを踏まえて、楽しませる意欲をいつも感じます。


柳橋師匠の「堀の内」は私は好きですね。しかし、今席はわざと客を呼ばないようにしているとしか思えない顔付けだ。遊三・小遊三一門のつまらない噺家を揃えているからね。遊之介を春馬、米助を米福に替えていればだいぶ印象は違っていたはず。末広亭・芸協のこれからの課題。


遊雀さんは「不動坊火焔」。宿屋の仇討ち、寝床、明烏、宿屋の富、紺屋高尾、と、遊雀玉手箱でやった噺が揃った。あ、そこで泣くか(笑)。


しかし、遊雀さんのトリだけのために連日1,800円というのも冷静に考えるといかがなものかとは思うが、行けるだけ行きますよ。


仲入り後から入る客が多いこと、若い客が多いこと。芸協はこれを今後に活かして欲しい。と辛口にならざるをえない寄席でした。