【落語】8月18日 鈴本演芸場夜の部(主任:柳家さん喬)

第22回納涼名選会 鈴本夏まつり 吉例夏夜噺 さん喬権太楼特選集
<演目>
喬之助 「金明竹
紋之助 (江戸曲独楽)
正朝 「紀州
ロケット団 (漫才)
藤兵衛 「おつとめ(尼寺の怪)」
喬太郎 「肥辰一代記(序)」
小菊 (粋曲)
扇遊 「天狗裁き
〜仲入り〜
正楽 (紙切り
権太楼 「くしゃみ講釈」
仙三郎社中 (太神楽曲芸)
さん喬 「笠碁」
17:20-21:00


いろいろなみなさんのレポートを読んで、無性に鈴本演芸場に行きたくなり、行って参りました。


仕事が偶然外で終わり直行。やっとのことで開場直前に到着。数少ない当日券をなんとかゲット。


今席は色物さん含め怒涛の連携。紋ちゃんが和ませ、ロケット団が漫才で暖め、藤兵衛さんがマニアの心に火を点け、喬太郎さんが状況をひっくり返し、小菊さんと扇遊さんが雰囲気を調え、正楽さんの名人芸で酔わせ、権太楼師匠が笑いで客を満足させ、さん喬師匠が叙景的な噺でしめくくった。


こんな寄席、是非少ない客席で観てみたい。


柳家喬太郎「肥辰一代記」
初めて聴いた噺。圓丈師匠の作とのこと。圓丈師匠は、新作の先駆者としてしか認識していなかったのですが、この噺については落語としても絶品ですね。是非通しで聴いてみたいものです。客席は見事に爆笑班とドン引き班に分かれていました。


柳家さん喬「笠碁」
師匠先代小さんの十八番。柳家ではこれまで権太楼、市馬、花緑の各師匠で聴いていますが、ケンカ別れして雨の日に退屈になって出掛けるまでの場面についてはピカ一。静寂のところで雨が見え、雨の音が聞こえました。おかみさんが猫を抱いて亭主の相手をする、という演出も抜群。
サゲを少し伸ばしたのは初めて聴きました。


さて、来週からの下席は末広亭で待望の扇遊師匠がトリ。何日通えるかなあ。