【落語】8月9日 池袋演芸場昼の部(主任:柳家さん喬)〜夜の部途中まで

<演目>
喬の字 「松竹梅」
東京ガールズ (俗曲)
喬四郎 (新作落語
はん治 「背で老いたる唐獅子牡丹」
アサダ二世 (奇術)
しん平 「お血脈
志ん橋 「熊の皮」
和楽社中 (太神楽)
圓蔵 「無精床」
〜仲入り〜
左龍 「片棒」
権太楼 「お化け長屋」
のいるこいる (漫才)
さん喬 「たちきり」
12:30-16:44

なな子 「寿限無
朝也 「新聞記事」
百栄 (わかりません)
わたる (キセル漫談)
圓太郎 「浮世床
菊之丞 「船徳
16:53-18:27


夜の「志らくのピン」に行くことは決めていたが、夏休み最後の日ということで、昨日に引き続き池袋演芸場に行きました。結果として2日間で2回聴いた噺家さんは、さん喬師匠としん平師匠の二人だけ。代演や交互がうまくはまり、面白い2日間になりました。


入場したら客層は7割ぐらい。仲入り後から立ち見が出ました。夜の部は3割ぐらいでしたね。


■古今亭志ん橋「熊の皮」
私は志ん橋師匠といえば「熊の皮」ですね。甚兵衛さんの情けなさはピカ一だと思います。反面、トリネタを積極的に聴きたいとまでは思いません。


柳家権太楼「お化け長屋」
ほぼ30分。マジでプレ鈴本夏まつりですね。渾身の「お化け長屋」。こういう噺でも全く手を抜かない、そんな姿勢が今日の師匠の名声の源なんでしょうね。


柳家さん喬「たちきり」
さん喬師匠での「たちきり」は初めて。マクラの花柳界の線香の話題でガッツポーズ。さん喬師匠にピッタリな噺。地味な演出なのに情感にあふれている。2日間通って大正解。


■林家なな子「寿限無
気になっていた前座さん。初めて噺を聴きました。落語というより、朗読あるいは一人芝居のよう。ただし、これがやたらとクオリティが高い。もしかしたら近年まれにみる逸材かもしれない、と思いました。好きなようにやらせたら大木になると思います。


古今亭菊之丞船徳
浅い出番でトリネタ「船徳」を最後まで。意外なところでラッキーなカードが引けました。