【落語】7月13日 鈴本演芸場夜の部(主任:入船亭扇遊)

<演目>
燕路 「岸柳島
雲助 「うなぎや」
〜仲入り〜
ゆめじうたじ
世津子
扇遊 「木乃伊取り」
18:40-20:45


今日の午前中は、「白酒ひとり」のチケットをあとワンクリック、というところで取り逃がし、幸先が悪い一日だった。


落語の神様はやはりいるようで、とても素晴らしい寄席を用意してくれたようだ。


仕事帰りということで途中から入場。仲入り前なのに、いつもの金額から300円引きの2,500円という木戸銭。案の定、ガラガラの場内。最後まで30人ぐらい。


太神楽の和楽社中の途中から、という理想的な展開。色物でウォーミングアップして、落語に浸ることができる。最初の落語は燕路師の『岸柳島』。燕路師のでは初めて。これぐらいから入るのもいいね。肩凝らないし。


雲助師は『うなぎや』。本当に雲助師は時代を想像させる単語を盛り込むのが上手い。神谷バー電気ブランや、吾妻橋の近くのビール工場なんて言葉で情景と時代背景が迫ってくる。


花島世津子さんの奇術が終わったら最前列に移動。扇遊師を間近で観ることができた。吉原のマクラになったので、『付き馬』か『お見立て』かと思ったら、なんと初めて聴く『木乃伊取り』だった。扇遊師の廓噺は軒並み聴いているが、『木乃伊取り』は初めて。今席は元々三三さんが長講をやるという興行で、トリには普段より長い40分が用意されている。それだけに普段聴くことのできない噺がかかる確率は高かったから、狙い通り。とても素晴らしい語り口だし、思わずガッツポーズ。


今席は15日も扇遊師が代バネ。また、普段聴くことのできない噺をやってくれるかもしれない。もう一回行きますよ!