【落語】8/21 池袋演芸場八月下席昼の部(主任:林家正蔵)

演目
春風亭朝呂久 「道灌」
三遊亭歌太郎 「大安売り」(正太郎さんと交互)
桂文雀 「表彰状」(というらしい)(圓十郎さんと交互)
三遊亭萬窓 「たがや」(扇好さんと交互)
ロケット団 (漫才)
古今亭志ん橋 「たらちね」(馬好さんと交互)
柳家三三 「看板のピン」
〜仲入り〜
林家たけ平お菊の皿」(駒次さん・天どんさんの代演)
柳家小満ん宮戸川
林家正楽 (紙切り
林家正蔵 「子は鎹(子別れ・下)」
13:45-17:20
木戸銭2000円



8月21日は、新宿末廣亭深夜寄席で秋の新真打の卒業公演が行われることになっていた。本当は8月24日の池袋演芸場の「二ツ目勉強会」に行く目論みであったのだが、多分仕事で行かれない。日程を早めて行くことにした。そうすると悩みは昼間の時間つぶし。末廣亭の昼席から夜席の中入りまで、というのも考えたが、顔付けが素晴らしいので池袋演芸場に決めた。

毎年8月の下席は、林家正蔵師と柳家三三師が交互で主任を務め、若手を中心に師らが顔付けする「ぽっかぽか寄席」で5回目ぐらい(?)とのこと。ということは三三師が真打昇進した年からってこと?

他のメンバーも交互出演が多く、もちろんみなさん上手いのだろうけれども、好きな噺家さんというのはいるので、運もありそう。今回の顔付けは私にとっては理想形に近いものでした。客席は測ったようにピッタリ満席。

文雀さんは泥棒のマクラから「表彰状」。初めて聴く噺で大野桂さん作の新作であることをネットで知った。文雀さんはいつも知らない噺をやってくれるし、話し方が明るいのでファンになりました。

萬窓さんは上手いですよねえ。私の中では次期圓生を圓窓師に襲名していただいて、その次が萬窓さん、というのがいいんじゃないかとも思っております(私の妄想ですがね)。

志ん橋さんは「たらちね」。「熊の皮」などとぼけた男をやらせたら天下一品。

三三さんは軽く「看板のピン」。軽い噺でも満足。

正蔵さんは「子は鎹」。正蔵さんのトリを聴くのは初めてかもしれません。マクラもよかったし、噺もよかった。「しじみ売り」や「鼓が滝」はあまり好きじゃなかったのですが、これはよいです。見直しました。

夜の「スケすけイチバ」待ちの長蛇の列を横目に新宿に向かいました。