【落語】7/10 入船亭扇橋一門会 @なかの芸能小劇場

昼に用事があり、解放されたのが夕方。当日券目当てに中野に行った。

会場に着いたのが6時57分ごろ。受付の方は散々悩んで入れてくれました。
トリの扇橋師匠が、何人かお帰りいただいたと言ってたので、ラッキーだったということになります。

扇辰さんや扇里さんや遊一さんが目当て、扇橋師匠のコメントも気になります。
最初は遊一さんの「たがや」。侍の出てくる噺はよく似合います。

二席目は扇辰さんの「野ざらし」。一門唯一の前座の辰じんさんが別の仕事があって来ていないので、「師匠はともかく大師匠がいる一門会に来ないことはありえない」と弄られてました。「野ざらし」は最高。狂気すら感じました。

前半最後は扇好さんの「青菜」。寄席の雰囲気を感じさせる噺家さんという印象。なかなか聴かせる「青菜」でした。

仲入り後は、9月に晴れて真打に昇進する扇里さんは「鼓が滝」。正蔵さんで一回。こういう噺が合うのはわかりますが、この路線は今後が心配。高円寺円盤での独演会に通って見届けないと、と思ってしまいます。初高座がなかの芸能小劇場なんだそうです。

次は初めて拝見する扇海さんで「紙屑屋」。あまり落語をやらないそうで、高座から離れるとそれなりの芸になるということがよくわかりました。

トリはもちろん扇橋師匠。末っ子の扇里さんが真打に昇進する心情をマクラ。「嬉しいようで寂しい。最終列車を見送るような気持」とのこと。また、惣領弟子の扇遊師については、「理事になりました。おかげで私は相談役。誰も相談には来ません。」弟子の出世の嬉しさが滲み出てくるマクラでした。演目は「ろくろっ首」。

たくさんいる一門はいいですね。大家族みたいな雰囲気で。

終演後には、出先から駆けつけた扇遊師に見送っていただきました。


演目
入船亭遊一「たがや」
入船亭扇辰「野ざらし
入船亭扇好「青菜」
〜仲入り〜
入船亭扇里「鼓が滝」
入船亭扇海「紙屑屋」
入船亭扇橋「ろくろっ首」
19:00-21:20
料金2500円