【落語】6/16 池袋演芸場六月中席落語芸術協会真打昇進披露興行

落語芸術協会の真打昇進披露興行、池袋演芸場は全員出るのでお得。
末廣、浅草、池袋の共通前売り券だと2800円のところ2200円と益々お得。
ということでお休みとって行ってきました。
お客さんは昼八割、夜五割といったところ。

今席は可龍さんの師匠、九代目可楽師が病気療養中で後見が楽輔師。

テレビでお馴染みのナイツは予定通り出演。寄席サイズだと時間長いし、ネタも普段聴けないのが満載で楽しかったな。

北見マキ先生の奇術、普段は末廣亭でほとんど喋らず、淡々とマジックを見せるところしか観ていなかったので、お客さんを使ったマジックをたくさん観られて満足。

口上は真面目な小柳枝師以外は爆笑派の師匠方ばかりなので楽しい。会長も副会長もいない興行ですが、きっちりと締めていました。

新真打4人はそれぞれ個性的。今後がとても楽しみ。
新真打と師匠方のみコメント。


・可龍さん「七段目」

口上では師匠の介護に精進し、少しでも早い十代目襲名を、などと言われていましたが、イケメンの可龍さんの可楽というのも客としても楽しみなところ。
「七段目」はとても演劇的に演じていて、地噺や普通の滑稽噺も聴いてみたいな。

・傳枝さん「宿屋の富」

末廣亭の披露興行でも聴いた噺なのでちょっと残念。鯉昇師もお得意でしたよね。

・鹿の子さん「お菊の皿

今回の4人の新真打では鹿の子さんだけ初見。口上の時はおしとやかな妙齢の美女に見えたのですが、落語になったら日本のおっ母さんのような貫禄。このギャップはスゴいです。

・慎太郎さん「天狗裁き

桃太郎師の筆頭弟子。師匠が「昔昔亭」で弟子が「昔々亭」。非常にややこしい。末廣亭で聴いたのと比較すると、新作の方が面白いです。

・鯉昇師「ちりとてちん

鯉昇師の「ちりとてちん」は何度目かな?何度観ても飽きず。面白いです。

・楽輔師「粗忽長屋

ピンチヒッターで後見になっちゃって、口上が慣れず余計に可笑しい。
落語も負けず劣らず面白いです。

・小柳枝師「妾馬」

トリネタだけど軽めにやっていたのはさすが。こういう時は定席に来たことを素直に喜ぶことにしましょう。

・桃太郎師「金満家族」

初めて聴いた噺。これはスゴい!落語のナンセンスな部分を凝縮させた新作。


演目
●昼の部
瀧川鯉ちゃ「寿限無
三笑亭可女次「たいこ腹」
新山真理(漫談)
春風亭鯉枝「英会話教室
三遊亭右紋「犬の目」
ナイツ(漫才)
三笑亭夢太朗「たがや」
瀧川鯉昇ちりとてちん
〜仲入り〜
口上(左から、右紋、鯉昇、傳枝、可龍、楽輔、夢太朗)
三笑亭可龍「七段目」
柳亭楽輔「粗忽長屋
鏡味正二郎(太神楽)
春風亭傳枝「宿屋の富」

●夜の部
春風亭昇々「初天神
春風亭笑松「普段の袴」
ぴろき(ギタレレ漫談)
春風亭柳之助「青菜」
三遊亭春馬「動物園」
鏡味初音(太神楽)
三遊亭笑遊「本膳」
春風亭小柳枝「妾馬」
〜仲入り〜
口上(左から、春馬、桃太郎、慎太郎、鹿の子、小柳枝)
春風亭鹿の子「お菊の皿
昔昔亭桃太郎「金満家族」
北見マキ(奇術)
昔々亭慎太郎「天狗裁き
12:15-20:23