【落語】6/9 日本演芸若手研精会@国立演芸場

今週は仕事でこの日にしか落語を聴きに行けない、ということで、多少悩んでこれを選んだ。

鈴本はトリが代演で、最近は顔付けに新鮮さがないのでパス。いくら有望で実力があっても、文左衛門さんや扇遊さんばかりというのもなぁ。
末廣亭の小燕枝さんも惹かれたが中入り後の顔ぶれが今一つ今三つでパス。
先週の日本橋亭で二ツ目の勉強会は懲りたのだが、研精会は別格なのでこちらに決定。

地下鉄で赤坂見附で降りて地上を徒歩で。6時25分に着いたら、既に開場していて、相変わらずご年配のお客さんがたくさん。

当日券1500円。交通費320円。客席は7割程度の入り。最前列の端に座って観ることにした。

前座は今回も志ん坊さん。近々二ツ目に昇進するので後任が気になるところ。真面目な話し方は好感をもてる。

夢吉さんはメジャーな噺「悋気の独楽」。すごく楽しい。将来は夢楽襲名でもいいんじゃないか、ぐらい好き。

市楽さん「雛鍔」。師匠のはよく聴くけど、これはちょっとつらい。何故か聴く方もテンションさがっちゃう。

遊一さん「たちきり」約25分。親族会議のところが大笑い。短めの「たちきり」は初めて。このぐらいが丁度いい。いい噺が聴けた。

仲入り後は扇里さんの「お菊の皿」。珍しくメジャーな噺。円盤の時とは違い堂々としたもの。真打昇進後の後任も気になるところ。

トリはこみちさんの「くっしゃみ講釈」。研精会でのこみちさんのトリは「おみたて」以来2度目。いや、見事なもの。丁寧だけどスピード感満載。歌も講談も上手いし。

来月は夢吉さんがトリだけど仕事。残念。


演目
志ん坊「たらちね」
夢吉「悋気の独楽
市楽「雛鍔
遊一「たちきり」
〜仲入り〜
扇里「お菊の皿
こみち「くっしゃみ講釈」
18:45-21:18