花水木

花水木―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)

花水木―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)

9月23日読了 『花水木』今野敏

1988年から書かれている『東京湾臨海署安積班』シリーズ。当時はまだ行楽地などになる前に、首都東京の都市計画の象徴として、着手されたものだったのだろう。それが、『踊る大捜査線』という「湾岸署」から、現実の「東京湾岸署」が設立されるに至る経緯は、時代を先取りすることが小説という表現方法には可能だという一例として記憶されることだろう。