玻璃の天

玻璃の天 (文春文庫)

玻璃の天 (文春文庫)

9月14日読了 『玻璃の天』北村薫

昭和初期のきな臭い時代を舞台にしている連作シリーズ<ベッキーさん>シリーズ第2作。『街の灯』と『鷺と雪』の間にあたる。いつもながらこの方の作品は品がある。それでいてイヤミにならず、鼻につくということもない。不思議な作風。
やっと直木賞。でも、北村さんなら受賞しても何も変わらないという気がする。